3.一期一会
『オファー』

配信されたあなたの企画を見て、「可能性を感じる!」「採用へ向けて検討したい!」と思った編集者がいるかどうか、オファーをくださるかどうか、それが企画採用へ向けての第2関門です。 この段階では、企画が採用できるかが未確定のオファーがほとんどですから、オファーが来ただけで喜びすぎてもいけませんが、まずは大きな躍進です。

オファーが1本あった場合

おめでとうございます! まさに一期一会。その編集者とのご縁を大切にしましょう。

オファーが2本以上あった場合

おめでとうございます! 編集者にモテる企画で良かったですね。しかし、モテモテゆえの厄介な悩みが付きまといます。同じ内容の本を複数の版元から出すわけにはいきませんから、最終的に、企画をお願いする版元をどこかひとつに決めて、どこかの版元へ断りを入れる決断をしなければなりません。 企画採用の早さを選ぶか、編集者の技能や人柄で選ぶか、あるいは版元の出版実績や販促能力で選ぶのか……。 しかし「自分は選ぶ立場だ」とお調子に乗っていると、全ての版元で企画がボツになる危険性もゼロではありませんので、油断ならぬ世の中です。

オファーが無かった場合

企画配信から2週間後をめどに、担当プロデューサーより、オファーを頂けなかった旨のご連絡をさせていただきます。お力になれず、残念に思います。 しかし、過去の配信記録をご覧になった編集者が、数週間後、あるいは数か月後に突然オファーをくださることも稀にはあります。望みを完全に捨てる必要は無いのです。 また、企画応募の再挑戦もお待ちしています!

絵と文/長嶺超輝 協力/しらくまももこ