「ほんたま」に出てくる用語の説明
印税率いんぜいりつ
商業出版において、著者が受け取る報酬の割合を表します。 出版社から著者に支払う著作権使用料を印税といい、印税は、発行部数(実売部数の場合も)に定価、印税率を掛けて算出します。 印税率は出版社が自由に設定でき、著者によっても異なります。
営業会議えいぎょうかいぎ
出版社において、その本を出版するかどうかを検討する会議のことです。 多くの場合、編集部、営業部の合同で行い、編集部内の会議を通過した企画をプレゼンする場です。企画の良し悪しより、売れるかどうかのシビアな判断がなされます。
エントリーえんとりー
ほんたまでは、応募フォームから企画を送ることを指します。
オファーおふぁー
ほんたまでは、配信した企画に対して、出版社から何らかの応答があったことを指します。 オファーは、「具体的に出版を検討したい」というものだけではなく、「一度詳しく話を聞いてみたい」「まずは原稿を読みたい」など様々です。
自費出版じひしゅっぱん
著者自身が制作費用の全額、あるいは一部を負担して出版することです。制作費用とは、本の製作費(編集費、デザイン費、校正校閲費等)や印刷費などがあり、通常百万〜二百万円に上ります。反対に、これらの費用を出版社がすべて負担するのが商業出版です。ほんたまは商業出版したい方のみをサポートしています。
出版企画書しゅっぱんきかくしょ
出版企画の内容を他者に説明するために簡潔にまとめた文書です。著者候補は、これと見本原稿を用意して出版社に持ち込みを行うのが一般的です。ほんたまでは、エントリー申請フォームが出版企画書の役割を果たします。
出版契約書しゅっぱんけいやくしょ
出版社と著者間で取り交わす契約書類です。本来は出版前に契約されるべきものですが、多くの場合、発売直後に取り交わされます。
商業出版しょうぎょうしゅっぱん
出版社が本の製作にかかる費用すべてを負担する出版方法です。 本の製作にかかる費用とは、編集費、デザイン費、校正校閲費、印刷費などです。 費用や労働力を投資するに値する企画かどうかを判断されるため、商業出版は簡単ではないのです。 一方、著者が本の製作にかかる費用すべてを負担する自費出版もあります。 「ほんたま」は商業出版をサポートしています。
発売日はつばいび
書籍の発売日は、出版社が取次会社への納品日から考えて、書店に納品される日として指定した日です。 あくまで目安であり、全国の書店に一斉に並ぶわけではありません。ちなみに奥付(本の一番最後の発行元や発売元が書いてあるページ)に記載の発売日は、流通上の都合上の記載であり、実際の発売日ではありません。
搬入日はんにゅうび
取次(とりつぎ)搬入日とも言い、出版社あるいは印刷会社から取次(出版社と全国の書店をつなぐ流通会社。日販やトーハンが有名)に本が納入される日を指します。
版元 はんもと
本の出版元のことです。多くの場合、出版社を指します。
部決会議ぶけつかいぎ
出版社において、書籍の出版部数を決める会議です。編集部だけではなく、営業部も同席し、多くの場合、書店からの注文数を確認するため、発売直前に行われます。
編集会議へんしゅうかいぎ
出版社において、その本を出版するかどうかを検討する会議のことです。 編集長、編集部員のみで行うこともあれば、営業部や社長も参加する最終決定の場を指すこともあります。
編集者へんしゅうしゃ
書籍や雑誌を作る仕事をする人です。企画の立案から著者への執筆依頼、予算の調整、デザインのディレクション、印刷の指示等、本作りに関わるほとんどすべての業務を行います。
編集長へんしゅうちょう
編集部のリーダーです。編集部全体を統括し、出版に関わる最終判断下したり、今後の方針を決めたりします。
ほんたまほんたま
NPO法人企画のたまご屋さんが運営する、本を出したい人と全国の出版社をつなぐオンラインシステムとサービスの総称です。
刷り部数すりぶすう
実際に本を印刷する部数のことです。発行部数とも言います。