親が変われば子どもも変わる。合格する親子の共通点とは?
「子どもの合格のために親は何をすればいいのでしょうか」
大学受験予備校で教鞭をとる著者の岡島卓也さんが、講演会などの質疑応答やアンケートでよく受ける質問がこれ。
著者によると、子どもが受験に挑む際、もっとも支えとするのは家族だといいます。さらに、受験を乗り越えて、子どもたちの夢を実現させるために必要なのも、お母さん、お父さんであり、その役割はとても重要なのです。そこで、本書では、長年予備校で教えてきた著者が、合格した生徒とその保護者の行動パターンから導き出した<合格する親子の共通点>を紹介しています。
合格する受験生には、次のような共通点があります。
“1.行動が早い 2.素直である 3.前向きである”
そして、合格する受験生の親にも共通点があります。
“1.子どもを信じている 2.自分たちにできることをしている 3.前向きである”
両者に共通しているのが、「前向き」であること。そして、子どもが前向きになるためには、まず親が前向きになることが大切なのだそうです。なぜなら、子どもは親の行動を無意識にコピーし続けているから。ゆえに、親は子どもがしてほしい行動を率先してやることが大切なのです。子どもに勉強してほしいなら、親がTOEICや資格試験に取り組む。前向きな考え方を身につけてほしければ、「私なんて」「どうせ〇〇だから」という考え方をやめる。もちろん、子どもに対しても、後ろ向きだったり、否定的な言葉は厳禁です。事実は事実として受け止め、目標達成のために何ができるかを前向きに考えていきます。
そうはいっても、「前向きになろう!」と決意したところで、そう簡単に前向きにはなれませんよね。本書で紹介しているのも、問題を一瞬で解決できる特効薬ではなく、続けていくほど効果を感じやすい漢方薬のようなメソッドです。一つひとつは、決して難しいメソッドではないので、実践しやすいのではないでしょうか。勉強と同様に、メンタルもコツコツと鍛えていくことが必要です。
試験本番が近づくほどに不安になってしまいます。それを克服し、受験で結果を残すためにも、親もしっかりと準備をしていきましょう。(中山寒稀)
本書は『本番でいつもの実力を発揮できる 受験合格のためのメンタルトレーニング』(辰巳出版)とともに、1つのたまご(企画)から生まれた書籍です。
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