single-column_book.php
2020 年 12 月 12 日

ウルトラポーズで体がよみがえる 背すじを伸ばせば、肩こり・首痛・頭痛がスッキリ解消!

著者:

福冨 章

出版社:

主婦の友社
健康実用書

痛みやこりの改善は、体がもつ防御反応がポイント!

スマホやパソコン、タブレット。便利ですが、日常的に長時間使っている人には、首や肩にこりや痛みが悩まされているが多いようです。そんな時、どうしていますか? ストレッチをしたり、もみほぐしたり……。しかし、本書の著者、福冨章さんは、もっと簡単で効果的な方法をあるといいます。

肩こりや首痛、頭痛を起こす原因は、筋肉が短縮して緊張しているものよりも、引き伸ばされ過ぎて筋肉に張力が発生して起こるもののほうが多いのだそうです。例えば、スマホを操作であれば、背中を丸め、頭を前に出して下を向く姿勢になり、首や肩の後ろの筋肉が引き伸ばされます。引き伸ばされた筋肉の張力は、ストレッチで刺激したところでリセットされないのです。

そこで、著者が推奨しているのが、「誇張法」「再現法」と呼ばれる方法。骨格をゆがませる方向に動かし、反射という体の防御反応を引き出して、肩甲骨や骨盤を矯正する方法です。それをベースにセルフ調整法として考案したのが、本書のタイトルにもなっている「ウルトラポーズ」になります。

たとえば、巻き肩が矯正できるのは、「ウルトラクロスポーズ」。

最初に、自分の身体を知るための「W検査」を行います。人の骨格は左右対称ではありません。利き手、支え手、利き足、軸足などがあるように、左右の手足がそれぞれ違う役を果たしやすいようになっています。自分に合った「ウルトラクロスポーズ」をするためには、肩甲骨の左右どちらが開く側か、判定しておくことが必要なのです。

「W検査」は両ひじを曲げ、肋骨につける形で脇を閉じるようにして、腕でWの形を作ります。Wの形を作ったときに脇を内側に閉じやすい(二の腕を肋骨に密着しやすい)側、ひじを深く曲げやすい側、二の腕が外に開きやすい側が肩甲骨の閉じる側になります。

「W検査」で「肩甲骨右開きタイプ」だった人は、以下の要領で「ウルトラクロスポーズ」を行います。(左側が閉じやすく、右が閉じにくい)

“1.左ひじを深く曲げて前腕を立てるように前に出す。ひじの内側の横しわ(肘窩横紋)のところに、右手首をはさむ形でクロスする。

2.右手をクロスしたまま、息を吐きながら、左ひじを内に入れて肋骨に付けるようにして左の二の腕を外にねじり、左脇を締める。

このとき、右ひじをわずかに外に動かし、右脇を開く。

3.息を吸いながら1のポジションに戻す。

この動きを3回繰り返す。これを2セットとして1日3回行う“

左右交互にやるのではなく、これだけ。反対側は大丈夫なのかと心配してしまいますが、

人間の体は、基本的に左右非対称であるため、同じ巻き肩でも、左右で巻き込み方や肩甲骨の開きが異なります。つまり、巻き肩を治すには、左右で異なる刺激を行う必要があるのです。クロスポーズは、肩甲骨の開閉のゆがみを誇張させるようにして、脳に危険であることの信号を送り、元に戻そうとする反射を促して矯正するのです。

著者曰く、痛みやこりの改善や再発防止のために本当に必要なのは「筋肉」ではなく、「筋出力」。筋出力とは、筋肉がその力を発揮する力です。本書のウルトラポーズを行うことにより、その力を発揮できるようになります。

本書では3種類のウルトラポーズが紹介されていますが、どれもが1分程度でできるものばかり。また、「これが整体?」と思うような簡単なポーズになっています。自分の体の防御反応を生かすので、「ちょうどよく」体が整っていくのではないでしょうか。(中山寒稀)

【ご購入はこちら▶】ウルトラポーズで体がよみがえる

【電子書籍はこちら▶】ウルトラポーズで体がよみがえる

【おすすめの記事▶】肩こり、ひざの痛みはお尻ぐるぐるで消える!

【健康・整体の本を出版するなら▶】出版企画をお持ちの方へ

【本を出版したい人のために▶】セミナーのご案内

ウルトラポーズで体がよみがえる 背すじを伸ばせば、肩こり・首痛・頭痛がスッキリ解消!