令和の時代に読む、恋や人生を綴った源氏物語名言集
有名な古典文学『源氏物語』から、令和の時代にも通じる名言を取り上げた一冊です。 プレイボーイだった光源氏の恋物語というイメージが強い『源氏物語』ですが、その内容は多岐にわたっており、人間関係や人生の悩みなども描かれています。
まずは、恋愛の名言のひとつを紹介しましょう。
“むつごとを 語りあはせむ 人もがな 憂き世の夢も なかばさむやと” (第一三帖「明石」)
光源氏が明石の君に送った、プロポーズとも言える和歌です。 次のような現代語訳されています。
“あなたと、一緒に過ごせたら、 私の悩みは半分になります。”
気後れする明石の君に対し、背中を押すために光源氏がこの和歌を送りました。
次は、生き方の名言です。
“心によりなむ、人はともかくもある。” (第三四帖「若菜」)
心労による病を得て悲観的になっている妻の紫の上に対して、光源氏が言った言葉です。
現代語訳は以下の通りです。
“人生は、気持ち次第。 気持ち一つで人生はどうにでもなる。”
そんな紫の上の心労の原因を作っているのは、光源氏であるというのも、物語の面白さでしょう。
『源氏物語』から学ぶ、人生の名言としてはもちろん、巻末のあらすじから、名言とともに物語を追うこともできます。学生時代は「古典は苦手」だったという人でも、この名言集なら気楽に楽しむことができるのではないでしょうか。(中山寒稀)
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