single-column_book.php
2022 年 08 月 12 日

25年間で2000人の子どもたちから学んだ 3歳までの子育てで本当に大切なこと30

著者:

村田 真由美

出版社:

日本能率協会マネジメントセンター
子育て実用書

親の視点が変わる! 我が家の「ベストな子育て」の見付け方

子どもが生まれた瞬間から「親」になるパパ、ママにとって、育児には悩みがつきものです。育児本のとおりに子どもに接しても、できない、寝ない、食べない、癇癪を起こす……。子どもの困った行動は、パパ、ママの接し方が悪いのか、子どもの反応が違うのか?

そんな悩みに対し、「子育てに正解はない」と断言するのが本書の著者です。設立から25周年を迎える「ひよこ親子教室」を主宰している著者の村田真由美さんは、親子にとって「ベストな方法」を見付けることが大切だと言っています。

子育てで「絶対ダメ!」という言葉を使う場面も多いのではないでしょうか。この言葉によってある問題が起こる可能性を著者は指摘しています。

著者がお友達のお宅にお邪魔した時に、親から「チョコレートは、絶対ダメ」と言われているB君が見つけたチョコレートを勝手に食べてしまったという事件がありました。その理由は「食べてみたかったから」。

このとき、著者は子どもが納得していない状態で禁止することは、強い関心の対象になり続けると感じたそうです。その対象はチョコレートに限りません。成長すれば、ゲームやスマホなども、関心の対象になるはずです。

大人の「ダメ」を押し付けるだけでなく、「共存する術」を伝えることも大切だと著者は言っています。チョコレートであれば、食べ過ぎの弊害や虫歯にならないために歯磨きの必要性を伝える。そうすることで禁止するのではなく、上手に付き合う方法を教えるのです。

さらに「ダメ」は、将来的にも影響があるかもしれません。

一方的に押さえつけられてきた子どもは、自分と異なる考えを持つ人を意見も聞かずに否定するようになるかもしれません。逆に話し合いで解決する術を知っている子どもは、異なる考え方や意見に対し、相手の意見に耳を傾けた上で理由と共に自分の意見も言えるようになるそうです。

親が子どもと「向き合う」のではなく、コミュニケーションを取りながら「寄り添う」ことで子どもの成長を促す本です。今までの育児本とは少し異なる目線の著者のアドバイスに、はっとさせられます。(中山寒稀)

【ご購入はこちら▶】25年間で2000人の子どもたちから学んだ 3歳までの子育てで本当に大切なこと30

【おすすめの記事▶】小児科医が教える 子どもの脳の成長段階で「そのとき、いちばん大切なこと」

【保育・育児の本を出版するなら▶】出版企画をお持ちの方へ

25年間で2000人の子どもたちから学んだ 3歳までの子育てで本当に大切なこと30