宇宙の大きさを知っていますか?
実業家の前澤友作さんが、日本の民間人としてはじめて宇宙旅行を体験したのは、記憶に新しいところ。さらにJAXA(宇宙航空研究開発機構)では、宇宙飛行士の応募要件が緩和さました(応募は、2022年3月4日まで)。誰でも宇宙旅行が体験できるかどうかは別として、宇宙旅行が一気に近付いてきたような感じがしますね。
しかし、研究が進んでいるとはいえ、まだまだ謎の存在である宇宙。そんな謎に迫り、解明してくれるのが本書の著者、中谷一郎さんです。JAXAの名誉教授であり、宇宙科学やロボットなどの啓蒙活動をしています。
宇宙の謎の代表的なものと言えば、その大きさではないでしょうか。
著者によると、地球の大きさを1ミリメートルとすると、宇宙空間は70兆キロメートル。それだけでも、想像を絶する大きさですね。実際には、宇宙は無限に大きく、膨張し続けているという説が主流なのだそうです。膨張し続けているなら、大きさは変わり続けているはず。では、何をもって宇宙の大きさとしているのでしょうか?
ビックバンにより、宇宙が誕生したのは、138億年前だといわれています。光の速度は有限であり、地球から見える宇宙の範囲には限界があります。そこで、地球から確認できる限界を宇宙の大きさとしているのだそうです。
本書では、ビックバンのきっかけやブラックホール、宇宙は他にもあるのかなど、さまざまな疑問に答えてくれます。SFの世界のような話から、物理学の専門的な話まで大人も子どもも満足できます。宇宙旅行を体験できるのは、もう少し先になりそうですが、本書で宇宙に思いを馳せてみるのもよさそうです。(中山寒稀)
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