ほんたま書籍紹介

安い！便利！使える！　合理的にツールを使いこなせば、独学で結果が出せる

独学で外国語の勉強を始めたものの、なかなか結果が出ずに挫折してしまった経験はありませんか？　その原因の一つに、非効率な勉強法があります。未だに単語帳や単語カードなどの紙のツールを使っている人が多いようです。

便利なツールを活用した、効率のいい勉強法を提案するのが、本書の著者の吉野周さん。英語、フランス語、ドイツ語で検定を取得し、65歳の今、4つ目の外国語として韓国語に挑戦中です。

本書では、独学で手軽で速く、安価に学べるプラットフォームやツールを紹介しています。

語学学習に欠かせないのは暗記。しかし、単語帳のような紙のツールでは、覚える量に制限があります。範囲が限られている学生の試験勉強であれば、それでもクリアできますが、一般的な英語力を上げたい場合に学ぶべき量は膨大です。

そこで著者が勧めているのが「Ａｎｋｉ」という電子単語帳アプリ。保存する単語の量に制限がなく、どこでも持ち歩いて学習することができます。また、目で暗記するだけでなく、音声に変換して、正しい発音を学ぶことも可能です。

語学の学習ツールの他、独学のハードルである継続するコツも紹介されています。

著者によると、日本人が独学で英語を習得するために必要な時間は2500時間程度。中高校ですでに英語を学んだ時間を1000時間とすると、足りないのは1500時間です。つまり、1日2時間の勉強を2年間続ければ達成できることになります。

本書で紹介されている方法は、コスパがよく、手軽にできるものばかり。語学習得に興味がある方は、試してみてはいかがでしょうか。（中山寒稀）

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