ほんたま書籍紹介

留学の目的は多種多様。自分の人生を豊かにするオトナ留学とは？

最近、芸能人の海外留学が増えています。すでに芸能界で活躍しているにもかかわらず、なぜ、あえて海外留学をするのでしょうか。本書の著者は留学ソムリエの大川彰一さん。多くの留学や海外インターシップに関わってきた経験から、オトナ（社会人）だからこそ、留学することに意義があるといいます。

社会人留学は、就活や座学を目的とした学生の留学とは違うと著者は言っています。

“一言で「留学」といっても、大学・大学院留学やMBA留学などのアカデミックなものから、美容や映画などの専門技術を学ぶもの、語学の習得を目的とするもの、また留学ではないですが、1年間その国の生活を楽しめるワーキングホリデー（ワーホリ）など、選択肢は多種多様です。

自分のライフプランに合わせて選べる選択肢が豊富なのが、オトナ留学なのです。”

「仕事」を学び直すためのニューヨークに留学をしているのが、芸能人の渡辺直美さん。いきなり海外に飛び立つには不安があるという人向けの「お試し留学＋ビジネスキャリアアップ複合型」に該当します。

渡辺直美さんの1回目のお試し留学は、2014年の3ヶ月。ここでマンツーマンレッスンで英会話を学んでいます。滞在が90日以内、学校の授業が週18時間未満であれば、アメリカには、電子ビザ（FSTA）だけで渡航することができます。また、語学学習の効果を感じられる最小単位が3ヶ月だといわれています。

そして、2019年に本気（キャリアアップ）留学をニューヨークでスタートさせます。

このタイプの留学は、語学力に自信がない人や、留学の目的がはっきりしていない人に向いているそうです。著者は、渡辺直美さんも3ヶ月の留学を経験したことにより、自分の課題や可能性が明確になったのではないかと言っています。

本書では、各留学のタイプごとにポイントやメリット、デメリットが紹介されています。また、実際に留学をした一般の方の成功例、失敗例から、「オトナ留学」を成功させる秘訣を学ぶことができるので、漠然と「留学をしたい」と考えている人にとって、より具体的に考えるきっかけになりそうです。（中山寒稀）

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