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2021 年 02 月 27 日

ねこ背は治る! 知るだけで体が改善する「4つの意識」

著者:

小池 義孝

出版社:

自由国民社
健康実用書

いろいろな体の不調は、「知らない」から起こる

見た目もよくないし、体調不良の原因になるともいわれているねこ背。気にはなるものの、なかなか治らないですよね。ねこ背になってしまう原因は、筋肉不足なのか、それとも気持ちのゆるみなのでしょうか。

本書の著者は、一義流気功治療院の院長の小池義孝さん。「ねこ背」が治らない理由は、そのメカニズムを知らないからだといっています。「ねこ背」だけでなく、「呼吸の深さ」「腕力の強さ」「歩くスピード」は、正しい知識を得ることで変わってくるとのこと。

多くの人は、胸を張って背筋を伸ばした姿勢を「良い姿勢」だと思っています。確かに気持ちがいいのですが、時間が経つとだんだん疲れてくる。意識しているあいだは保てても、気がゆるむとすぐに元のねこ背に逆戻りしてしまいます。それは、ねこ背のほうが楽だから。実は、これは間違った「良い姿勢」なのです。

著者によると、本当の良い姿勢とは、膝立ちをしている時の姿勢。膝立ちは、膝一点で重さを支えるために、自然と太ももの大腿骨で体を支えるバランスがとれた姿勢になります。そのため、立った姿勢でも良い姿勢になるためには、膝立ちと同じように大腿骨に体重を載せることが必要です。大腿骨に体重を載せるためには、そこにつながるスネの太いほうの骨に乗る意識を強く持ち、その下にある足のかかとに体重を乗せるようにして立ちます。

その姿勢ができたら、全身の力を抜いてみましょう。それで、自分の背筋を意識して、スッと楽に伸びていれば成功です。正しく大腿骨に乗れるようになれば、無理をしなくても、自然と良い姿勢になり、ねこ背は治るのです。

ちなみに、ねこ背の人が体重を乗せているのは、つま先。倒れそうになる身体を修正する手段としてねこ背になってしまうのです。

さらに、座った姿勢も同様で、正しく座りかたを理解することで自然と背筋が伸びるようになります。すると、首や肩のこりが減り、キーボード操作も軽快に。集中力が持続し、上体を筋肉で支えなくてよくなるので、その分のエネルギーを知性や動作に振り分けることができるようになるとのこと。パソコン作業が多いテレワークには、うれしい効果ですね。

本書を読んで、体を動かしてみると、気が付かなかった体の力に気付かされます。著者によると、ねこ背はメンタルにも悪影響が及ぶそうです。まずは、「本当に正しい姿勢」を体感してみてください。(中山寒稀)

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