大人だからこそ、YouTuberで成功できる!
子どもがなりたい職業ランキングで上位に入ることが多いYouTuber。テレビでも人気のYouTuberがタレントとして活躍しています。そんなYouTuberは、若い人が目指すものであり、大人世代は関係ないと思っていませんか?
本書の著者は、プリンセスバンブーこと緒方亜希野さん。英語で日本料理を紹介する「キッチン・プリンセスバンブー」を運営し、2年でチャンネル登録者数10万人を突破。シルバークリエイターアワードを受賞しました。
著者は、大人世代だからこそ優良なコンテンツを作れるといっています。アラフォー、アラフィフ世代が持つ豊富な経験やスキル、特技を生かし、YouTubeのコンテンツを作って利益をだす方法を紹介しています。ちなみに、YouTubeで上げた動画は、作ってしまえば、放っておいても収入を生み出してくれます。老後に不安を持っている人にとっては、人生100年時代の新しい収入源になるかもしれません。
著者はもとからITに強かったわけではありません。実は、ITリテラシーゼロからのスタート 。
そんな著者がYouTubeを始めたきっかけは、頑張って身につけた英語で日本料理を教えるノウハウを生かしたかったから。そして、これだけ日本の食に注目が集まっているにもかかわらず、それを英語で紹介するYouTubeチャンネルがほとんどなかったことだといっています。
では、どうやってYouTubeを学んだのか? まずは、独学で「クリエイターアカデミー」というYouTubeの無料オンラインコースで学びました。著だけでなく、YouTubeの交流会などのイベントに招待されるようなYouTuberのほとんどが、動画配信のノウハウは独学で学んでいるそうです。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。1年という準備期間をかけて、自信満々でリリースした動画の再生は、1日に2回程度。チャンネル登録数も半年間ゼロ。この再生回数が上がらず、チャンネル登録者数がまったく増えない期間を著者は「ガッカリタイム」と呼んでいます。YouTubeで広告を掲載できる権利を得るには、チャンネル登録者数が1000人を超え、直近の総再生時間が4000時間を超えることが必要。2018年のYouTubeのブログで発表された数字によると、動画配信をしている人のうち99%が1年間に収入が100ドル以下。広告収入は100ドルを超えた時点で振り込まれるので、99%は収益化できていないことになります。そして、このうちの多くが「ガッカリタイム」を乗り切れずにやめていくといわれています。
著者はチャンネル登録者数を増やすために試行錯誤を重ねていきます。そのなかで、最も効果があったのが、更新する頻度と日時を決めたこと。動画の中のテロップで「毎週土曜日の朝9時に更新します」と宣言したところ、時間はかかりましたが1日に100人200人と登録してくれる人が増えていったそうです。
著者のコンテンツの中でも一番のヒットは、270万回以上(2020年4月時点)再生されている「How to make Fluffy Japanese Pancake~スフレパンケーキの作り方~」です。これはアメリカの視聴者のリクエストから生まれたもの。空気をたっぷり含んだふわふわのパンケーキは日本独特のものなのだそうです。リクエストは視聴者のニーズにこたえることにもなり、確実に再生回数やチャンネル登録者数のアップにつながっていきます。
YouTubeが老後の経済的な不安を軽減してくれるというのは意外な発想。YouTubeの仕組みから、収入を得る仕組み、動画の作り方まで丁寧に説明されているので、まったくYouTubeとは無縁だと思ってきた自分にもできそうな気がしてきます。また、YouTuberになるのはちょっと…という人でも、その裏側を知ることができるので、楽しめるのではないでしょうか。(中山寒稀)
本書は『現役ユーチューバーが伝授 強みを活かして動画で稼ぐ術』(産業能率大学出版部)とともに、1つのたまご(企画)から生まれた書籍です。
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