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2020 年 06 月 16 日

ボケるボケないは「この習慣」で決まる

著者:

西崎 知之

出版社:

廣済堂出版
健康

その認知症予防法、本当にだいじょうぶですか?

年を重ねると、誰でも不安になるのが認知症。絶対に避けて通りたいですよね。あれこれと認知症対策をしている人も多いでしょう。しかし、実は、巷で当たり前のように考えられている認知症対策には、効果がないものが少なくないのです。そこで、本書では、脳のスペシャリストが、その真偽を判定しています。

“ラジオを聴いて想像力を働かせる=〇”

一日中、誰とも話さずに、家の中でテレビを見ている。そんな生活では、認知症の発症リスクが高まってしまいます。しかし、暮らしている環境によっては、どうしてもテレビを見て過ごすことが多くなってしまう人もいるかもしれません。そんな時は、せめてテレビをラジオに替えましょう。テレビは、映像と音声などにより、多くの情報を伝えてくれるため、「受け身」の情報になります。一方でラジオは、聞こえてくるのは音や言葉だけなので、聞いていると自然とさまざまなことを想像したり、イメージをふくらませたりします。これが脳を活性化するのです。

“睡眠不足が認知症の発症につながる=×”

高齢になると、「眠れない」「睡眠時間が短い」という悩みを抱える人が増えます。しかし、現役時代ほど頭と体を使う必要がなくなり、グッスリと眠る必要がなくなるのです。さらに、よく眠れなくなるのは、老化現象の一種でもあり、誰もが通らなければいけない道でもあるあります。睡眠不足が即、認知症の発症につながることはなく、あまり気にしないほうがいいそうです。

“ウォーキングには認知症の予防効果がある=〇”

認知症の予防になると謳われている運動の中で、医学的にかつ統計学的にはっきりとその効果が認められているのが、ウォーキング。1日の平均歩数が7500歩未満の高齢者は、7500歩以上の高齢者と比較すると。6か月後の視覚性記憶の低下が大きいことが確認されています。つまり、1分間に100歩程度として、1日に1時間15分(7500歩)ぐらい歩けば、認知機能の予防になります。

認知症の怖いところは、「サイレントキラー」と呼ばれる病気のひとつであること。認知症の場合、症状が進行するほどに自覚症状がなくなっていきます。そして、最後まで気が付かないケースが圧倒的です。ごく初期には、「ちょっとおかしい」「いつもと違う感じがする」という症状に気が付くことがありますが、この時点で認知症を疑う人はほとんどいません。けれども、そのまま放置すると、やがて自覚症状がなくなっていき、進行してしまうのです。現在の認知症の治療は、「認知症を治す薬」はなく、「進行を遅らせる」ための薬。予防法だけでなく、認知症を知り、自分や周りの人の症状に早く気が付き、治療を始めることが大切です。もちろん、その認知症の予防や治療は、正しい知識であることが大前提。本書では、今まで当たり前に認識されてきた認知症対策が「効果なし」と判定されているものもあります。長い人生を健康に生き抜くためにも、ぜひ、正しい知識の確認をしておきましょう。

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