50歳からでも遅くない!人生を楽しむための老後資金対策
「老後資金2000万円必要」と金融庁の審議会の報告書で発表され、大きな話題になりました。年金の受給までに時間がある人はともかく、年齢によっては、「いまさら言われても…」とか、「どうしよう」と感じた方もいたのではないでしょうか。まさにその「どうしよう」を、本書が解決してくれるかもしれません。
まず必要なのは、自分が置かれている現実を把握すること。
自分は年金をいくらもらえるのでしょうか? 「年金定期便」で確認することができます。50歳未満の人は、これまでの加入実績を基に計算した老齢年金の額が、50歳以上の人は、現在加入している年金制度に60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して計算された老齢年金の見込額が表示されています。
ちょっと厳しい現実に向き合ったら、次にやるのは、お金の整理整頓、お金の見える化です。
著者がすすめているのは、「2分de家計簿」。お金が知らないうちに減っていたという経験がある人は多いのではないでしょうか。家計簿をつければ、その「減った」理由がわかるのです。
ちなみに、「2分de家計簿」は本書のQRコードからダウンロードできます。Excelのざっくりとした項目分けの家計簿になっています。Excelなので、支出の項目を決めたら、必要なことを入力するだけ。お財布から出るお金を入力する「お財布スッキリシート」、クレジットカードや引き落としを入力する月に1度の「通帳スッキリシート」、そして、合計を年間収支一覧表に入力します。
著者がこの「2分de家計簿」を習慣化したところ、うれしい変化が起こったそうです。
“1.毎日の習慣にできたことで、自己肯定感が芽生え自信がつく 2.お財布の中がいつもスッキリしていて気持ちがいい 3.つけることによって無言の抑止力が働き、支出が減る 4.お金を残したくなるし、無理なく残るようになる 5.お金を気持ちよく使えるようになる 6.クレジットカードや通帳の数も減らせてスッキリする 7.クレジットカードをあまり使わなくなり、明細をみて愕然としなくなる 8.年単位でお金のことを考えるようになり、将来のことを考えやすくなる 9.自分の方向性が定まることによって労働意欲が湧き、その結果収入が増える 10.貯蓄のスピードが増し、貯蓄額が増える”
毎日コツコツ重ねる節約術から、初心者向きの投資、年金、そして、アラフィフが抱えるお金のあるある問題まで、その向き合い方を指南しています。老後に対して感じる不安は、「よくわからない」から。さまざまなお金に関する不安を見える化することによって、解決するヒントを得ることができます。「老後資金2000万円」であせりを感じた方も、そうでない方も、一度、自分の老後のためにお金の整理をしてみてはいかがでしょうか。(中山寒稀)
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