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2019 年 02 月 07 日

あなたには素敵な天命がある 命理学四柱推命でわかる運の活かし方

著者:

塚本 真山

出版社:

太玄社
占い

自分の天命を知れば、運命の扉が変わる

毎年、年末になると来年の運勢をチェックするという人は多いのではないでしょうか。運勢がよければ大喜び、結果が悪ければ落ち込んでしまったり…。しかし、本来、占いはその結果に一喜一憂するのではなく、自分の運命を知ることで、来るべきその時にどう対処するか備えるためのもの。本書は、一般的な占いの本ではなく、占いの結果をより具体的に解釈するための本です。自分に与えられた天命を知ることで、幸せな人生の扉が開きます。

そもそも、「天命」とは何でしょうか。

まず「宿命」は生まれた時から決定しており、死ぬまで変えられないもの。一方で、自分の力で変えることができるのが「運命」です。そして、「天命」とは、その「宿命」と「運命」の上に立って、宇宙から授かる作用のことになります。例えば、逆境などに直面した場合でも抵抗しないで流れにのり、まずは受け入れる。その上でその圧力を静かにかわしながら好運のチャンスを待つことが「天命に従う」ことになります。

では、突然、大きな幸運を手にした場合はどうでしょうか。

“「命理学四柱推命」では、五十の幸運しか持っていない者が100の僥倖を得れば、差額の五十を返済しなければならないという、厳しい法則があります。それは、有頂天になったときに悲劇として現れます。”

その一例としてあげているのが、楊貴妃です。玄宗皇帝に寵愛され意外な僥倖を得ていましたが、安史の乱を引き起こし、最終的には若くして処刑されてしまいます。

自分の身に余る僥倖を得た時は、必ず悪いことが起きてしまうことになりますね。その場合、まずは有頂天にならずにボランティア精神で人に尽くし、人の気持ちや気遣いを怠らないこと。人に対する配慮と奉仕で幸運の一部を返済することで、他人への思いやりにつなげることが必要なのです。

不幸なことはない方がいいけれど、幸せばかりの人生もありません。「つらい」と思うような出来事も、チャンスを掴むまでの準備時間と思えば、そう悪くはないような気がしてきました。四柱推命は難しいと言われていますが、本書はわかりやすく解釈でき、その活かし方を学ぶことができます。(中山寒稀)

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