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2019 年 01 月 31 日

オックスフォード大学MBAが教える 人生を変える勉強法

著者:

西垣 和紀

出版社:

二見書房
自己啓発書

「今」行動すれば、未来の自分は必ず変われる!

人生に挫折したら、立ち上がればいい。でも、最初からやり直すには気が遠くなる努力が必要。それは、非現実的だと考えるのが一般的です。ところがそれをやり切ったのが本書の著者。かつては街のダニと呼ばれた著者は、現在、オックスフォード大学MBAで学んでいます。その著者のストーリーと、目標を実現した勉強のコツを紹介しているのが本書です。

著者の西垣和紀さんは、小学生の頃には多才がゆえに、絵画、書道、水泳など多分野でたびたび表彰されていました。しかし、高校に進学する頃には、警察沙汰は日常茶飯事、学力は最底辺。結局、高校は中退し、警察官に街のダニといわれるほど見た目も中身もヤバいヤツになっていきました。普通の仕事ができるわけもなく、キャバクラのスカウトで生活。しかし、ミスをして「怖い人」に追われる身になり、夜の仕事すらできなくなります。「強盗をやって捕まったほうがマシなんじゃないか」と思うほどに生活が困窮していきました。

そこで出会ったのが、一冊の本。ふとしたきっかっけで手にした、『企業参謀』(大前研一・著)から、ビジネスとは何かを知り、経営コンサルタントになりたいという気持ちを抱くようになります。そして、大前研一氏の「日本のビジネスマンは積極的に海外に出ろ」という言葉に従って、アメリカへの留学を決意するのです。

もちろん、全く勉強をしていないため、英語力は中学生以下。そこで専門学校に行き始めますが、人間はそう簡単には変われるはずもなく、酒浸りでなかなか勉強がすすみません。しかし、そこでキャバクラのスカウト会社の社長と再会し、再び夜の仕事を始めたことで、自分の気持ちを再確認し、やっと勉強に熱を入れるようになりました。

やろうと思っても、なかなか勉強が続かないものですが、継続的に勉強をするために大切なのは次の3点だと著者は言います。

“1.学習の動機づけ

学習の動機を持つことによって学習意欲を高める

2.学習の習慣化

高められた意欲を一過性のものではなく継続的なものにするための過渡期

3.継続した学習

生涯において学びを続けるための仕組み“

つまり、「なぜ、学ぶのか」という勉強の先にあるやりたいことを明確にすることが、長期間にわたって勉強を継続していくためには大切なのです。

西垣さんはたくさんの紆余曲折の末、自分がやりたいことが見えてきたと言います。自分がやりたいことが見つかれば、人は変われる。人生を変えたいけれど、「何をしていいかわからない」「今からやっても…」「あの時にやっておけばよかった」という思いを抱えている方には一読していただきたい本です。とにかく行動しよう!という思いにさせられます。(中山寒稀)

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