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2018 年 09 月 18 日

100年後まで残したい! 日本の美しい花風景

著者:

はなまっぷ

出版社:

三才ブックス
写真集趣味
花をたずねて旅がしたくなる本

本書は、花好きな人が集まったインスタグラム「はなまっぷ」から生まれた、花風景の写真集であり、地図帳です。あでやかな花、可憐な花、幻想的な風景。すべてが日本国内で撮影された写真になります。

岐阜県の花フェスタ記念公園にあるネモフィラ畑の写真は、私がイメージする天国そのもの。優しくやわらかいブルーの花に降り注ぐ太陽の光は、神々しくも心安らぐ風景です。花言葉は、「可憐、どこでも成功」で、ネモフィラの名前はギリシャ語に由来し、「nemos(小さな森)とphileo(愛する)」という意味。岐阜県のほか、大阪府や神奈川県、徳島県、埼玉県、大分県、福岡県など、日本のあちらこちらで可憐な顔を見せるネモフィラも紹介されています。

また、蓮の花ことばは、「清らかな心、神聖」。福井県の花はす公園では、その言葉どおり、まるで極楽浄土のような清らかな風景が見られます。あたり一面に広がる淡い色の蓮は圧巻。花の命がたった4日間である上に、朝日が昇る時に花が開き、午後になると閉じてしまうため、蓮の花を見に行く場合は時間に気を付けたほうがよさそうです。

巻末には、写真の撮影場所が記された日本地図と見頃のカレンダーが掲載されています。驚くのは、花が少ないというイメージがある東京都内にもたくさんの花の名所があること。花であるがゆえに見ることができる時期が限られてはいますが、カメラを片手におでかけしたくなります。(中山寒稀)

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