自分らしく最期を迎えられる「愛され高齢者」になる秘訣
人生の終焉に向けて活動する「終活」が当たり前になっています。しかし、その内容は相続対策や私物の整理など物理的な対策がほとんどではないでしょうか。
本書の著者は、人生の最期のささやかな願いをかなえるために「愛され高齢者」になることをすすめています。
著者は、急性期病院で看護師をつとめる木村まりさんです。仕事柄、多くの高齢者の最期を見守ってきました。 家に帰りたいと願いながら家族に受け入れてもらえずに病院で人生を閉じる人もいれば、まわりから愛され、幸せに人生を閉じる人などさまざまなケースがあります。
穏やかな気持ちで幸せだったと思いながら人生を終えるためには、「愛され高齢者」になることが大切です。
著者が出会ってきた「愛され高齢者」は、次の6つの力のうちのどれか、もしくは複数を発揮しています。
“笑顔の力
感謝と好意を伝える力
ポジティブに切り替える力
意志を貫く力
想像する力
与え続ける力”
たとえば、何か良くないことが起きたときに愛され高齢者は、物事をポジティブに切り替えることに優れています。
料理の味付けが薄いことを伝えるとき、「味が薄いね」と「身体に優しい味にしてくれてありがとう」では受け取り方は全く異なるでしょう。後者であれば、楽しい食事の時間になりそうです。
マイナス思考の人は、悪いことや辛いことを探す傾向があります。その場合は、ポジティブに切り替える練習をしてみましょう。
雨の日にネガティブなイメージを持っていたら、良い点を探してみる。 雨音が心地いい、花粉が飛ばない、お気に入りの傘が使える……。
そうすることで、きっと雨が降らなければ経験できない幸せが見つかるはずです。
本書では、著者が出会った「愛され高齢者」のエピソードとともに、自分が愛され高齢者になるためのアドバイスを紹介しています。
人生の終焉を意識している高齢者の方はもちろん、高齢者を見守る世代にも非常に参考になるのではないでしょうか(中山寒稀)
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