年を重ねてもカッコよく生きるパリジェンヌ
日本とフランスは、同じように高齢化が進んだ先進国であり、多額の年金があるわけでもありません。ついつい生活の不安や愚痴が口から出てきそうになってしまいますが、パリに住む女性たちは、年を重ねても愉快に暮らすための「生活の知恵」を持っていると著者は言っています。
そんなパリジェンヌから自分らしさを大切にして愉快に美しく、素敵に年を重ねていく秘訣を学べる一冊です。
“悪いことが続く日は、もう何もしないと決めて次の日を待つの。翌日はまた、新たな始まりだから”
そう話すのは、74歳のブリジット・ルボンさんです。
仕事に邁進し、多くの恋を経験してきたブリジットさんは、人生の目的を「できるだけ不幸な思いをしないように生きる」と言っています。
人は、要求が多いと簡単には満たされません。要求が少ないブリジットさんは、お天気がいいという些細なことだけで喜びを感じることができます。もし、コーヒーカップを割ってしまったり、つまずいて膝をぶつけるなど、悪いことが重なってしまった時は、何もせずに新たな始まりである翌日を待つそうです。
そんなブリジットさんの話をきいていると、明日は今日よりもいい日になりそうな気がしてくると著者は言っています。
本書に登場する女性たちは、「自分がどうありたいか」という主体性を持って、自分の生き方を選択しています。著者は素敵に生きるパリジェンヌたちのインタビューを通じて、20年30年の先を目指して新しいことに挑戦したいという意欲がわいてきたそうです。
人生100年時代と言われるようになった昨今、楽しく生きるためのあり方を一冊になっています。(中山寒稀)
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