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2022 年 05 月 24 日

職場いじめから抜け出す3つの視点 心理学が教える賢い大人の対処術

著者:

高品 孝之

出版社:

産業能率大学出版部
実用書

大人のいじめには理由がある。対処するには相手の先を読め!

人間関係は本当に厄介です。特に切りたくても切れない職場の人間関係に頭を悩ませている人も多いでしょう。明らかなパワハラがあったとしても、職場という性質上、うやむやにされてしまうこともあります。

そこで本書の著者、高品孝之さんは、いじめやハラスメントに対処する術を身に着けることをすすめています。

著者が対処法の一つとして挙げてるのが、「いじめを予防する」ことです。そんなことが可能なのでしょうか?

著者によると、いじめをする側にも理由があるそうです。人は、ストレスで心に負荷がかかることにより、そのストレスを乗り越えるための行動を起こします。その行動パターンを決めるのが、それぞれが持っている「心の番犬」(心を守る5つの働き)と「自滅の種」(自滅を誘う12個の働き)です。

「自滅の種」は、ストレスという栄養を得ると、自滅に向かって進んでいきます。これが他者に向かうのが八つ当たりです。「心の番犬」は、ストレスや自己否定、自暴自棄、他者否定などから心を守り、自滅の種の暴走を食い止めようとします。

本書では、DV夫の一郎さんの例を挙げています。

一郎さんは、心の番犬<急げ>と自滅の種<存在するな>を持っています。夫婦喧嘩などのストレス場面になると、現れるのは心の番犬<急げ>の「自分が1番だ」という特徴です。同時に「俺を受け入れない」という承認欲求が満たされないいらだちから、自滅の種が芽を出してしまいます。それが「妻は存在してはならない」と、一郎さんの暴力や暴言を吐くことにつながってしまうのです。

そこで、妻が「あなたが1番よ」などの言葉を伝え、一郎さんの心の番犬に承認を与えます。一郎さんは欲求が満たされるため、自滅の種は芽を出さず、暴言、暴力を避けることができるのです。

職場のいじめやハラスメントは、泣き寝入りをせざるを得ないこともあります。視点を変えて、相手を理解することは、解決の糸口につながるかもしれません。(中山寒稀)

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