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2022 年 04 月 19 日

中学理科がわかると、世界の見え方が変わる!! 教養としての中学理科

著者:

三澤 信也

出版社:

いそっぷ社
教養教育

新型コロナウイルス感染症流行の原因は、森林伐採だった? 社会問題の答えは、中学理科が教えてくれる

「どうせ学校の勉強なんて、社会に出たら役に立たない」と思っている人は少なくないはず。そんな思い込みがくつがえされるのが本書です。今、社会を騒がせている問題や、身近にあるできごとの基本的な物の見方は、実は中学校で習っているのです。

著者は、高校で教鞭を執る一方で、受験参考書を手がける三澤信也さんです。

例えば、森林伐採の問題。開発により、森林の樹木が伐採されたり、燃やされたりした結果、世界的に大気中の二酸化炭素濃度が高くなっています。しかし、問題はそれだけではありません。なかなか収束が見えてこない新型コロナウイルスのような感染症は、森林伐採が深く関係していると考えられています。新型コロナウイルスは、もともとコウモリが感染していたウイルスです。それが家畜や野生動物を経て、ヒトに感染した可能性があります。森林伐採でコウモリの暮らす場所を奪った結果、人里近くで暮らすようになり、ヒトや家畜などと接触機会が増えてしまったと考えられるのです。

環境問題のほか、「黒烏龍茶が脂肪の吸収を抑える理由」「雨を人工的に降らせる方法」など、知ってはいるけれど、その仕組みはよくわからない問題を、中学校の理科をベースに解説しています。大人にとっても「勉強は楽しい!」と思える一冊です。(中山寒稀)

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