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2020 年 08 月 29 日

巣立っていく君へ 母から息子への50の手紙

著者:

若松 亜紀

出版社:

青春出版社
実用書

愛するわが子へ贈る、人生の応援メッセージ

身近にいると意外と言えないことがあります。特に母と息子。伝えておきたいことはたくさんあれど、どう伝えればいいのか、どこから伝えればいいのかわからない。面と向かって話すのもなんとなく抵抗がある。大切な話は案外、できないものなのです。そのうちにと思っていると、気が付けば息子の巣立ちの時。

本書では、母ちゃんの伝えきれなかった思いと、ちょっと複雑な気持ちを代弁してくれています。

“「しないこと」よりも「すること」”

生きているといろんな欲求が芽生えます。母ちゃん曰く、そんな欲や夢、目標を持ったら、それを叶えるために「すること」決めることが大切。「しないこと」を決めるよりも、「すること」を決めるほうが欲や夢、目標を叶えるために何をしたらいいのか、はっきりするからです。

わかりやすいのがダイエット。「ケーキを食べない」の「しない派」は失敗しやすく、「食べたくなったら歯みがきをする」という「する派」のほうが成功しやすいのだそうです。

「すること」を決めるだけで、未来に飛び出すことができます。

“批判だけならサルでもできる”

母ちゃんが若い頃に、雪山で子どもが行方不明になったそうです。たくさんの人が捜索に出向き、父ちゃんもその一人でした。父ちゃんは、行方不明の子どもは生きてはいないだろうとは思いつつも、少しでも早く雪から出してやりたいと、朝の真っ暗なうちから毎日のように捜索に出かけていきます。しかし、食堂で食事をしながらそのニュースを見ていた人が、「何やってんだ、早く見つけろ!」と毒づく言葉を母ちゃんは耳にしました。表に出ている一面しか見ない人の言葉に驚いたそうです。

結果的に子どもは残念な形で発見されました。それでも、その子の親御さんは力を尽くしてくれた人達に感謝の言葉を述べたそうです。

動かすのは口ではなく、ココロと体。批判だけならサルでもできる。母ちゃんは、自ら動く人になってほしいと言っています。

母ちゃんは最後に「男はわからん!」と言っています。わからんからこそ、少しでも伝わるように言わなきゃいけないことがたくさんあるのでしょう。さまざまなエピソードに裏付けられたその言葉からは、母ちゃんの愛情がしっかりと伝わってきます。(中山寒稀)

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巣立っていく君へ 母から息子への50の手紙