妻も夫も幸せになれる! 夫婦円満のためのコミュニケーション術
「夫がわかってくれない」
「夫が何もやってくれない」
そんな不満を持っている妻は多いことでしょう。
それは、夫の努力が足りないからなのでしょうか? それとも、夫の気が利かないからなのでしょうか?
本書によると、それは夫だけが悪いのではなく、妻にも問題があるといいます。
“夫に気持ちをわかってもらうための努力をしていますか? どんなふうに伝えたら夫が気持ちを分かってくれるかを考えて、伝え方を工夫していますか?”
男性と女性では、考え方や感じ方が全く異なります。そのため、男性に気持ちをわかってほしいと思うのであれば、まず、妻が自分で気持ちを伝えることが必要であり、「男性に伝わる伝え方を」を学ぶという姿勢が大切です。分かってくれるのを待っているだけでは、永遠に伝わりません。
「伝え方を工夫したら、夫が思い通りに動いてくれた」という実体験には次のようなものがあります。夫へのイライラが止まらない妻を「イライラ妻」、夫を上手に動かす伝え方を知っていて、いつもご機嫌な妻のことを「ニコニコ妻」とします。
Mさんは、「夫が子供の宿題を見てくれない」と悩みを抱えています。その他にも、家事・育児に協力してくれないご主人への不満が溜まり、爆発しては自己嫌悪に陥ることを繰り返しています。
“【イライラ妻】 「宿題見てくれる?」 【ニコニコ妻】 「計算ドリルの5ページの問題を、最後まで一緒に解いてあげてくれたら嬉しいな」”
夫を思い通りに動かすことが上手なニコニコ妻は、超具体的に要望を伝えています。それまでは、Mさんがご主人に「宿題を見てくれる?」と言うと、息子さんの宿題をチラッと一目みるだけで終わっていたそうです。そこで、ご主人に超具体的に伝えるようにしたところ、初めて息子さんの宿題に最後まで付き合ってくれたとのこと。信じられないエピソードですが、男性は面白いほど言葉通りに受け取ってしまう生き物なのです。
そんな男性に伝わる“伝え方のルール”を、ピュアコミュニケーションといいます。伝え方のルールは、6つあります。
“Rule1 絶対に責めない! Rule2 不満は感情とともに伝える (1)〇〇されて悲しかった+(2)今度から○○してくれたら嬉しいな Rule3 上手な「お願いのコツ」を学ぶ (1)○○してくれたら嬉しいな⇒夫のアクション⇒(2)○○してくれて、嬉しいよ! Rule4 “〇〇”の中身は超具体的に Rule5 理由も一緒に伝える Rule6 夫のやる気を破壊する4つの“ちゃん”を知る (1)責めちゃん(2)察してちゃん (3)比較ちゃん (4)命令ちゃん”
ただし、「夫を思い通りに動かそう」と思わないこと。夫を思い通りに動かすために表面的なことだけを理解してしまうと、大切なことを見落としてしまいます。それは、「夫を幸せにする」という目的です。よい夫婦関係は、お互いがお互いの幸せを願いあうという前提があって生まれます。そして、人を幸せにしようと思うには、自分自身が幸せであることが大切であり、まずは自分自身に愛情を与えることが必要です。
夫婦間のコミュニケーション術が詰まっている本です。まずは、夫に理解してもらおうと努力することが必要。その考え方は、職場や友人関係でも、コミュニケーションに問題が起きた時の参考になりそうです。男性の心の動きに納得するとともに、自分の足りない部分にも気が付くことができますよ。(中山寒稀)
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