ほんたま書籍紹介

心をデトックスする風景と名言

どうしようもなく落ち込んでしまったり、悩み事があったりする時、、誰かの言葉がとても胸に響くことがあります。その一言で一念発起したり、自分の進むべき道が見えて来たり、慰められたりすることもあるでしょう。そんな琴線に触れるような言葉と世界51か国の絶景を集めた写真集です。

“ひとつの幸せのドアが閉じるとき もうひとつの幸せのドアが開く。 しかし、私たちは閉じたドアにばかりに目を奪われ 開いたドアに気づかない”

ヘレンケラーの言葉です。

どうしても不幸なことばかりに目を向けてしまいがちですが、本当は幸せも同じぐらいあることに気がつかない。そんなことを気づかせてくれる言葉です。

また、写真は風景ばかりではなく、その国の生活や文化が感じられるものが多く、自分の日常がとても狭い世界にあることを認識させられます。「カメラが下手」という著者ですが、透明感がある美しい写真は特別なものではなく、そこに行けば誰でも見ることができるそうです。

“それまで一度も世界一周旅行なんて考えたこともなかったのに、

閃いた瞬間、得も言われぬ気持ちの昂ぶりと周りの景色が

今までより鮮やかに見えた感覚を今でも覚えています。”

英語ができないため、ちょっとした不安も抱えつつ400日51か国の旅に出た著者の言葉を読むと、自分も世界に飛び出してみたい気持ちになります。（中山寒稀）

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木村成（著）／コスミック出版

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