相手の心に寄り添う[誠実系]ホストのコミュニケーション術
ホストのように初対面でも気さくに話せて、お客様を夢中にさせるトーク術があったら…と思ったことはありませんか?
本書の著者の1人、元歌舞伎町の人気ホストだった綾瀬結希さんも、かつては人間関係に大きな悩みをかかえていたそうです。暗黒時代だったという中学高校時代は、引きこもりで、いつもバカにされてばかり。そこで、必死で勉強して大学デビューを目指しました。身なりを整え、サークルに入るも、何も変われずに無残に失敗。結局は大学と家の往復をするだけの日々に。そんな時、ひょんなことからホストの世界に入ることになりました。しかし、そこは、もっとシビアに人気者とそうでないものの格差が明白になる世界。綾瀬さんは日々、自信を失っていき、やめる決心をします。
そんな綾瀬さんを変えたのは、先輩ホストの言葉でした。
“お前に才能ないとは思わないな。たしかにお前は暗くて俺たちみたいのとは雰囲気も違うけど、俺たちにはないなんかいい奴って感じはスゲェあるよ。それを武器にできれば売れるんじゃね?”
お客さんはどんな質問に喜び、どんな質問に困るのか。何を聞いてほしがっていて、楽しいリアクションをするのはどんな時なのか。そして、自分だったら、どう答えるのか。綾瀬さんは、会話に入れないながらも。同僚ホストとお客様を観察していきました。そうやって、心の弱さに人一倍敏感だった綾瀬さんだからこそできた、「誠実系」の営業スタイルを確立し、やがてナンバー1まで上り詰めます。
そんな相手の心に寄り添い、距離を縮める綾瀬さんのキラーフレーズには次のようなものがあります。
“それってコツとかある?”
話したい人は多いけど、聞きたい人が少ないのが自慢話。話したとしても、聞いてる相手の反応があまりよくないという経験があるかもしれません。そんな自慢話を上手に聞き出すためのフレーズがこれです。話し上手は聞き上手。相手が話したがっている自慢話を聞きだすのが、聞き上手になる第一歩なのです。
“普通、そこまでは頑張れないよ”
努力が報われなかった時、相手にかける言葉を選ぶのは本当に難しいものです。そんな時に必要なのは、努力の過程をほめて、前向きな気持ちを引き出すこと。この言葉を使う時は、同じ目線で自分のことのように相手に共感することが大切です。
“実はかなり、まわりに気配りしてるよね”
全くまわりに気を配らない人はいません。しかし、陰の努力であり、当たり前すぎるがゆえにほめられることがない行動なのです。実は、明るい人やいじられキャラである人ほど、心を揺さぶる言葉になります。
本書で紹介されているキラーフレーズは、自然に相手の言葉をひきだすものばかり。話し上手は聞き上手の言葉通り、気持ちよく会話がはずむのではないでしょうか。
共著者である初芝賢さんが何気なく語る綾瀬さんの会話理論に深いものを感じて「書籍化したい」と持ち掛けたのが、この本を作るきっかけだったそうです。そう考えると、初芝さんも綾瀬さんの言葉で心を動かされたひとりなのかもしれません。
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