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2018 年 09 月 28 日

100人の村で84人に新商品を売る方法

著者:

森本 尚樹

出版社:

雷鳥社
ビジネス実用書

弱みは強みに逆転できる! 失敗から生まれたマーケティング戦略とは?

意気揚々と参加した企画会議の席上で、「市場」を「いちば」と読んでしまった、「残念な裏経歴を持つ」と自認するマーケティングインストラクターの著者・森本尚樹さん。最初は失敗続きだったといいます。ビジネスを学問として学んだことがない著者は、求人誌に小さく掲載されていた商品企画室スタッフに応募し、中途採用で入社。それから10年を経てもヒット商品ゼロ、売上実績は後輩に抜かされ、プロジェクトを任されれば、3000万円をドブに捨てる結果に。しかし、そんな経験が最大の強みになったと著者は話します。

“私が心から自慢できること。それは、誰よりもたくさんの失敗を経験し、誰よりもたくさんの試行錯誤を自ら繰り返してきたことだ。そして、その実体験をベースにして、マーケティングを自分の言葉だけで語ることができるようになった。これが差別化された私の真の強みである。”

弱みを強みに逆転させることから生まれた森本式マーケティング戦略は次のとおり。

“【森本式マーケティング戦略5原則】

1.商品コンセプト(問題解決・特別な体験)を明確にすること

2.ターゲットを明確にすること

3.ライバルの隠れた強みを突くこと

4.自社の真の強みを活かすこと

5. 差別化ポイントを創造すること”

 

弱みを強みに逆転させるとはどういうことなのでしょうか。

本書を出版する機会を得た時、著者は悩んだそうです。MBAホルダーでもない、中小企業診断士でもない、一流外資系コンサルティング会社の出身でもない。そんな自分が本を出版してもいいのかと。そんな著者に出版社が次のように答えました。「著者のような経歴の方の書いた本はあまり見たことがありません。きっと読者の中には著者のような経験を積まれた方が書いた本を読みたいと思われる方がいらっしゃると思いますよ」。その言葉で、著者は自分の真の強みを知り、活かすことができるようになったといいます。

セッションごとにワークショップが設定されているので、ただマーケティング理論を読むだけではなく、具体的に自分の仕事に当てはめて考えていくことができます。さらに専門用語が少なく、実際の事例が多く盛り込まれているため、現場で先輩からマーケティングを教えてもらっているような親近感がわくマーケティング本です。(中山寒稀)

100人の村で84人に新商品を売る方法