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2018 年 03 月 29 日

現役官僚が書いた!公務員試験 今年出る時事【平成30年度試験対応版】

著者:

内藤 寅之助

出版社:

洋泉社
公務員試験、時事問題のポイントはここだ! 公務員試験対策に欠かせないのが時事問題。しかし、膨大な情報がある中で、何を知りどこを押さえればいいのかわからない。新聞を読めばいいのかもしれませんが、毎日続けるのは本当に大変。それに、公務員試験は時事対策だけをすればいいというものでもありません。そこで、現役の官僚の著者が、「狭く深く」重要なポイントに絞って解説しています。
“今の日本って景気はいいの? 日本経済はデータで見る限り明るくなっている、と言えるよ。日本の経済は、2012年11月を底に緩やかな景気回復基調が続いているんだ。つまり、12月から景気が回復しているってことだ。安倍内閣が誕生したのが、まさに12月だから、安倍内閣になってから回復しているということだね。 アベノミクスで雇用所得環境が改善して、企業は過去最高水準に上昇するまで儲かってきているよ。さらにそれが中小企業まで広がっていて、反響として税収も上がってきているんだ。 とはいえ、今ってデフレなんでしょ? 確かにまだデフレではある。でも、デフレからの脱却が進んでいるよ。景気がいいときはインフレ傾向になるよね。企業の収益が上がって、利益が出た分で設備投資して、それがさらに発展していく。それと同時に物価も上がるんだ。”
これは「経済財政白書」の例ですが、そのデータから何を読み取るべきなのかわかります。日本の経済では何が起こっているのか、どう解釈すればいいのかがストーリーで理解できるので、面接やGD(グループディスカッション)でも応用ができそうです。また、出題例やポイントも載っています。 対話形式になっているので、とても読みやすいのではないでしょうか。ちょっと苦手意識を持ってた経済も、「なぜ」という疑問に答える形で解説されているので、理解しやすく、抵抗なく入ってきました。公務員時事対策向けの本ですが、改めて時事ネタを押さえておきたい社会人の方でも知識欲を十分に満足させられそうです。 現役官僚が書いた!公務員試験 今年出る時事【平成30年度試験対応版】(内藤 寅之助/洋泉社)