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2017 年 10 月 07 日

月の魔法で幸せを引き寄せる

著者:

須山奈緒子

出版社:

泰文堂
本書によると、幸せな人生を生きる力は、本来、みんな持っているものなのだそうです。ところが自分にマイナス要素がまとわりつくことで、それが見えなくなってしまっているとのこと。それを浄化により取り除くことにより、あるべき姿を取り戻す方法を紹介しています。
“私たちは生まれる前にどんな人生を生きるかということを、実は決めてきています。誰もが、その人にとって完璧に幸せな人生を選び取り、実現するために完璧な状態で生まれてきます。 しかし大人になるにつれ、「完璧な状態」だった自分に、ストレスやネガティブな感情などのマイナス要素が、糸のようにからみついてきます。幾重にも重なって、しまいには私たちの心や体、魂を覆い隠してしまうのです。“
実際に、著者が浄化メソッドに従って、生活に浄化の習慣を取り入れたところ、月の半分は痛み止めを飲まなければ仕事ができないほどひどかった生理痛がなくなり、過去に罹患した病気のせいで妊娠しにくいといわれていたにもかかわらず、自然妊娠。それらは、浄化を意識した毎日を送ったからだと確信し、体質をも変えることができると感じたそうです。 では、浄化はどうやってすればいいのでしょうか。 心と体の浄化をするために最も基本的で効果的なのが、月の満ち欠けを利用する方法。例えば、ニュームーン・ファスティング(断食)。そもそも、断食には体をデトックスして、さまざまな不調を軽減する効果があると言われています。さらには精神的に積もっている垢やほこりもすっきりと流れていくとのこと。さらに新月(ニュームーン)の浄化のパワーを利用することで、よりその効果を実感できるのだそうです。
“ファスティングで自分の肉体と精神の掃除をして、クリアな状態になればなるほど、本来与えられるはずの運や縁が舞い込んでくるスペースが生まれます。「捨てると新たに必要なものが入ってくる」という「空白の法則」がありますが、ニュームーン・ファスティングはまさしくその法則どおりです”
ニュームーン・ファスティングは、月のリズムに合わせ、満月から新月へとかけていく間に、行います。ファスティングに向けて調整をする「準備期」、排泄力が高まり、毒素が抜ける「ニュームーン・ファスティング期」、そして、内臓をリセットする「回復期」がセットになっていて、その時期に合わせた食事と、生活をすることで体が浄化されていきます。 また、体に汚れをため込まないことも大切になります。例えば、少しだけ早起きをして、朝日を浴びながら、部屋の換気をする、おなかのマッサージをしてデトックスを促すなど、日常のちょっとした習慣に取り入れることで、手軽に浄化することが可能です。 必要なのは、自分に正直に素直になること。言われてみれば、子どもの頃はすぐに言えた自分の望みも、大人になるにつれ、素直に言えなくなっているような気がします。本来の自分とつながると人生が豊かで楽しいものになる。しかも、それは自分ばかりではなく、そばにいる人の運を上げる効果があるそうです。「不運を嘆く前に自分が変わる」ということは、わかっているようで案外気づかないものなのかもしれません。(中山寒稀)月の魔法で幸せを引き寄せる