「ファンドレイジング」という言葉をご存知でしょうか? 民間の非営利団体が活動するために必要な資金を集めること。かく言う企画のたまご屋さんもNPO法人。社会貢献活動をしている団体のひとつであり、ファンドレイジングにはとても関心があります。本書では、資金調達とともに、その過程で多くの方とつながりを持つことで、社会を変えていくための仲間を増やし、共感の輪が広げるノウハウを紹介しています。
例えば、会員。非営利団体と関わる形にはいろいろとありますが、その中で、特に団体の活動に対し共感を持ち、支援してくれているのが会員です。非営利団体にとって、理解者であり、協力者でもある、とても重要な存在です。団体として、会員とはどう向き合うべきなのでしょうか。
“会員は活動への共感に加えて、団体を支援する、いわば団体のファンである。 会員満足度を上げて継続率を高めるために、会員の気持ちを適切に理解する。 会員になってもらう選択肢を提供して支援を募る。“団体に対し「支援をしたい」という気持ちを示しくれた方に対し、単純に「会員になってほしい」ということは得策ではないのだそうです。支援にもいろいろな種類があり、どんな支援をしたいのか、それぞれ考え方が異なるため、寄付や会員など、複数の支援の形の選択肢を提供し、選んでもらうことで相手の気持ちを大切にすることにつながっていきます。
また、会員になってくれた方に対し、特典や会員限定の情報、会員向けの集いを開催し交流を図るなど、会員になることへのメリットも大切です。そして、何よりも活動に共感してくれた会員に対し、しっかりとした成果を上げることが必要になります。
非営利団体にとって、活動資金は悩みの種。資金を調達するばかりではなく、それを使っていかに社会に貢献する活動ができるか。また、資金ばかりではなく、活動を支えてくれる「人」の共感を得ることも大切。非営利団体の一員として、読んでおきたい一冊です。
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