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2017 年 04 月 05 日

明日から会社で使える説明力 説明がすごく苦手だったIQ148のメンサ会員が使うたった12のテクニック

著者:

ひえだともあき

出版社:

秀和システ

説明が苦手な人は、頭が悪い。そんな印象を持ってしまいがちですが、決してそんなことはありません。なぜなら、説明が苦手すぎて悩んだ末に心療内科を受診し、医師の前で泣いてしまったという経験をもつこの本の著者は、世界高IQ者限定クラブである「メンサ」の会員だから。

そもそも著者が説明を苦手としていた理由は何だったのか? 医師の診断によると著者は「社会不安障害」だったそうです。説明している時に、自分の説明が正しいか気になりすぎて話せなくなり、ゴチャゴチャになってしまうという症状があったとのこと。

そんな著者が「説明上手」といわれるほどに説明力を上げたテクニックはどのようなものなのでしょうか。

“紙に書く 長い説明、「紙」頼み!”

すぐに効果が出る5つのテクニックの1つに「紙に書く」があります。言いたいことを事前に紙に書き、それを見ながら話すだけ。とても簡単で単純にも関わらず。多くの効果があげられています。

効果1 緊張しにくい 

緊張の原因の1つに、「相手と目が合うこと」があります。紙を見ながら説明することにより、相手から目をそらすことができます。

 効果2 沈黙しても変に思われない

頭の中が真っ白になったら、とりあえず紙を見ます。そして考えるふりをすることで、沈黙しても変に思われません。

効果3 内容を覚えてなくてもよい

紙に書くことで覚える必要がなくなり、話を整理することに集中できます。

効果4 紙に絵を描くと、わかってもらいやすい

言葉で説明しにくいことは、相手に絵や図を描いて見せるのがてっとり早い方法です

効果5 真面目だと評価される

相手は「事前に準備するぐらい、真面目に取り組んでいる」と考えます。

さらに相手の話を理解する時も、紙に整理しながら聞くことで理解が深まり、同時に必要なことを紙に覚えさせるという2つの作業が可能になります。

一見すると、難しい言葉を多用した「カッコイイ説明」をする人は、デキると思ってしまいがちですが、相手と意思疎通にずれが出てしまえば、よくわからないカッコ悪い説明に。それよりも、簡単な工夫の積み重ねにより、単純明快でわかりやすい説明をすることが、最も相手に伝わるという考え方に納得です。(中山寒稀)

明日から会社で使える説明力 説明がすごく苦手だったIQ148のメンサ会員が使うたった12のテクニック