自分が入っている保険は、どこまで理解できているのでしょうか。保険会社にすすめられるままに「お得なプラン」に加入している方は少なくありません。内容をよく理解せずに加入しているために、不必要な特約がついていたり、必要な保障がカバーできていないということがあります。
家計の学校S.H.E代表である著者は、わが家にピッタリな保険は、自分で考え、自分で選ぶことをすすめています。本書に必要な金額を書き込んでいくだけで、必要な保障内容を知ることができるため、無駄のない保険プランを作ることが可能です。
例えば、「もし、一家の大黒柱に万が一のことがあったら……」。
まず、最初に考えるべきは「一生分の収入」です。「国や会社からもらえるお金」「妻が稼ぐお金」「家庭に今あるお金」になります。そこから、「一生分の支出」である、「家族の生活費」「子どもの教育費」「住宅関連の費用」「葬儀に関する費用」などを差し引くことで、「保険で備える死亡保障額」がわかります。それに適した保険のタイプを選ぶことで、必要な保障をしっかりとカバーし、家計にも優しい保険を決めることができます。
また、最近、増えてきた「保険の無料相談所」は、無料と銘打っているものの、実は保険を売るところなのだそうです。顧客の希望する保障内容や保険料、ライフイベントなどを判断しながら保険設計を数パターン提案するため、手間と時間、専門知識が必要になります。つまり、保険の契約が成立せず、無料相談だけであれば、経営を続けていくことが困難になってしまうとのこと。
さらに、先進医療の現実や解約すべき保険商品、非現実的な長期入院保障など、気を付けたい保険の裏側が書かれています。
保険は難解なようで、一つ一つ順を追って考えていけば、素人でも十分に理解できるシステムです。そもそも、各家庭によって事情が異なるため、必要な保障が違ってくるはずなのに、保険会社おすすめのプランがピッタリと当てはまるというのも考えにくいもの。実際に、本書で取り上げられている中には、私も心当たりがある事例がありました。保険の見直しとともに、ライフプランを検討する必要がありそうです。
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書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方