著者曰く、人体の中で1番弱い関節はアゴ(顎関節)なのだそうです。アゴは頭蓋骨にただぶら下がっているだけなのだとか。しかし、その何ともたよりないアゴに全身に影響を与えるほどの大きな素因があるとのこと。
アゴがズレると、その影響から頭蓋骨にズレが生じ、頭蓋骨のズレによって頚椎(首)がズレ、さらに背骨を経由してゆがみが骨盤まで波及してしまうのだそうです。その結果、慢性的な首の痛みや肩こり、腰痛や手足のしびれ、めまい、イライラ、倦怠感、不眠、息苦しさ、どうき、顔のほてり、多汗、各種アレルギー、耳鳴り、耳閉感、難聴などの自律神経の乱れによって誘発される症状も起きやすくなるのだとか。
そこで整体家であり、施術や整体家を育成するスクールの代表を務める著者が提案しているメソッ
ドが「アゴズレン」です。「アゴズレン」は、ポイントを押しながらアゴを動かす自分でできる簡単な施術になっています。不調予防のための「アゴズレン1」と、不調解消のための「アゴズレン2」があります。
あらゆる不調と決別するための法則は次のようになっています。
法則1 全身の痛みが治るしくみ
「アゴズレン」によって背骨のゆがみが解消されれば、あらゆる場所で起きているコリや痛みが改善されます。
法則2 不定愁訴が治るしくみ
「アゴズレン」によって背骨の配列が整えば、全身で起きているあらゆる不調=不定愁訴が解消されます。
法則3 頭痛が治るしくみ
「アゴズレン」によって顔面~頭蓋骨のゆがみが解消されれば、頭痛は起きなくなります。
また、「アゴズレン」との相乗効果メソッドも紹介されており、 肩こりや眼精疲労など様々な不調を解消するヒントになっています。
メソッドのほか、日常生活で何げなくやっている癖や趣味など、アゴのために気を付けることが紹介されています。アゴの使い方を考えたことはありませんでしたが、言われてみれば常に酷使している部分です。まずは、正しいアゴの使い方を意識してみたいと思いました。(中山寒稀)
アゴのゆがみを整えると健康になる