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2016 年 04 月 09 日

お医者さんがつくった脳トレで旅する東海道

著者:

豊田早苗

出版社:

自由国民社

最近は、認知症に効果があるといわれている脳トレ(脳トレーニング)が人気を集めています。本書は、精神療法、認知行動療法を得意とするお医者さんが作った脳トレ本です。実際に認知症予防教室や認知症と診断された方の進行抑制、機能回復トレーニングとして使われている問題が掲載されています。

東海道を旅するように脳トレ問題を解いていくことで、日本橋からスタートし、京都三条大橋まで旅をすることができます。旅につきものの名物や観光地、越えがたい難所が登場するので、楽しめるとともに、達成感が味わえます。

著者曰く、大切なのは、解ける解けないではなく、取り組んでみること。それが脳力アップにつながるのだそうです。しかし、間違い探しやしりとり、迷路など、時間をかければ解けるものが多く、かといって簡単だと思っていると、なかなか解けないものも。ついついムキになってしまいます。

 のんびり問題を解きながら、気が付けば長い道のりを踏破している、旅気分が味わえる脳トレ本です。(中山寒稀)

お医者さんがつくった脳トレで旅する東海道