今やデジタル時代。日常的にメールやパソコンを使うようになり、「手書き文字」を書くことが激減しました。ところが時々、必要に迫られ手書き文字を書くことがあります。そこで直面するのが、お世辞にも上手いとは言えない文字。
書道能力開発協会理事長で美文字講師を務める著者がすすめているのが「中山メソッド」です。「中山メソッド」とは、整った文字の形を脳にインプットし、美文字を定着させるトレーニング方法。本書を使って「PDCAサイクル」を繰り返すことにより、美文字を手に入れることができます。
“Plan(手本を見てどう描くか考える)→Do(書いてみる)→Check(手本と比較、違いを分析する)→Action(改善点を意識して書く)”
このトレーニングでは、観察力、分析力が必要になり、脳をしっかり使うため、美文字を無駄なく定着することができるそうです。本書で2~4週間しっかりと練習することで、整った文字が書けるようになるとのこと。
脳を使った美文字トレーニングは斬新でした。いい大人として、さりげなく美しい文字を書きたいものです。
横書き美文字 なぞらずに形を覚える 速習トレーニング帳