サロネーゼ、おうちサロンにママ起業。憧れるけどセレブでもないし、バリバリのキャリアもない。だから別世界の話というのは、本書を読めば間違いであることがわかります。普通の主婦だからこそできるサロンもあるということをご存知でしょうか。
実際に普通の専業主婦から、1年で予約が取れない人気サロネーゼに転身した著者のノウハウが本書にまとめられています。
特に注目したいのが、「おうちサロンを開業しても、特別な人じゃなければお客様が集まらない」と考えるのは勘違いであるということ。
強みと弱みは表裏一体! 弱みだと思っていたことが強みに変わる瞬間がある
著者がポーセラーツ(食器などに上絵付けをしてオリジナルのテーブルウエアを作るハンドクラフト)のサロンを開業する際、娘さんの年齢は0歳でした。預ける先がなく、娘さんをおんぶしてレッスンをすることに。
「子どもをおんぶした先生でよいのか」と迷った末、ターゲットを小さなお子様がいるママに絞ったのです。すると、子どもを連れていても気兼ねなく通えるサロンになり、むしろ、ママサークルのような雰囲気でとても好評だったとのこと。
また、子どものおもちゃが丸見えの生活感があるスペースは、キッズスペースとして魅力的に見えるようになったそうです。
著者が発想の転換をすることで、弱みを強みに変えることができたのです。
その他、初めての開業で悩みがちな、必要な手続きから、市場調査、効果的な集客方法まで、おうちサロンのために必要な知識がしっかりと詰まっています。
とにかく、まずはやってみましょう やってみないと何も身につかないのです
著者のいうとおり、やる前から無理だと決めつけたら、何も始まりません。
新しいことへチャレンジする時は、どうしても無理な理由を数えてしまいがちですが、「じゃあ、どうしたらよいか?」と考えることで、打破できることがたくさんあることを教えてくれました。
おうちサロンに興味がある方はもちろん、まずは一歩を踏み出したい方におすすめしたい一冊です。(中山寒稀)
いつも予約でいっぱいの人気サロンをつくる7つのレッスン