物静かでしっかり者。そんなイメージの彼女ですが、意外にも「おバカなギャグ漫画が好き」というお茶目な部分も。今年度、NPO法人企画のたまご屋さん理事となった森久保プロデューサーの素顔をのぞいてみました。
――― NPO法人企画のたまご屋さんに参画したきっかけを教えてください。
フリーランスのライターとして活動していたとき、取材先でたまご屋さんのことを知り、応募しました。
たまご屋さんって、フリーマーケットみたいだな、と思います。多種多様な企画がひとつの場所に集まっていて、意外な掘り出し物が見つかったりしますし。
――― 印象に残っている作品はなんですか?
『駅猫Diary』(しげぞう、punkuma/洋泉社)です。
応募時は著者のしげぞうさんの文章のみでしたが、Instagramで猫写真が人気のpunkumaさんとしげぞうさんが知り合いであることがわかり、フォトエッセイとして出版されました。
猫を愛する仲間のネットワークで出版が実現したのは、猫好きのひとりとして、とてもうれしいです!
――― おバカなギャグ漫画がお好きとは、本当に意外なんですが……
バイブルは増田こうすけ先生の『ギャグマンガ日和』です。思いがけない発想で常識を打ち破る爆発力と、体温の低い絵柄とのギャップが魅力なんです。
リフレッシュしたいときや寝る前に読んで、非日常の世界を楽しんでいますよ。
――― 今後の目標や夢をお聞かせください。
出版プロデューサーとしてのスキルを高めるためにも、「フィールドワーク」をキーワードに、なるべく多くの書店やイベントに足を運び、生の情報を得ることを心がけています。マスとして読者をとらえるのではなく、日ごろ接点のない人たちの声を聞いて、仕事に反映してみたいですね。
仕事以外では、複数の拠点を持ち、あちこち移動しながら暮らしてみたい。ホテルなどに短期滞在するのではなく、その土地で買い物や料理して、遊んだり仕事をしたりしながら、もっともっと視野を広げていきたいです。
ーーー それでは読者に一言!
企画に関する実績作りやネットでの情報発信など、「この人なら、このテーマで書ける」と思わせる土台をコツコツ積み上げている人は、信用できる人だと思っています。
どんどん企画を応募してください!
プロフィール
森久保 美樹 (もりくぼ みき)
出版社勤務時代は、女性誌編集部において主に美容記事を担当。退職後はフリーライターとして活躍しながら出版プロデューサー業にも従事。美容・健康・心の問題、そしてビジネス・起業・新しいライフスタイルに関心を寄せている。
2012年、NPO法人企画のたまご屋さんに参画。2017年度、理事就任。