SBクリエイティブ杉浦 博道さん

たまご屋さんには「磨けば光る原石」の企画が多いと、いつも思っています。どの出版社にも得意・不得意は必ずあるので、個人的にやりたくても、弊社で書籍化するのは厳しくて手を挙げられない時は、正直悔しいです…。 版元で編集をする自分の役目は、その原石を商品にすること。タイトルや見出しが少し変わるだけで、売り上げが何百倍に変わることもあるから、正直プレッシャーを感じます…。また、内容が良ければ黙っても売れるほど今の時代は甘くはないので、編集者といえども宣伝・販促も工夫して進めています。 また、ビジネス界で大成功した重鎮をはじめとした有名な著者、ミリオンセラーの二番煎じこそ、売れる企画になりやすいのが現実です。しかし、著者が無名でも、内容が素晴らしければ、ヒット商品にするというのは編集者の役目であり、それが成功することこそ編集の醍醐味。今後もそんな成功劇を、たまご屋さんと一緒に生み出したいです!

自由国民社竹内 尚志さん

普段から、午前中に届く「企画のたまご屋さん」のメールを楽しみにしています。メールの文面から、著者さんと担当さんの思いが、リアルに伝わってきます。

「この企画を自分が担当したら、どんな本が出来て、どんな感じで書店におかれるかな~」と毎日イメージして楽しんでいます。 また実際の本づくりにおいても、たまご屋さんの企画はリラックスして進めやすいです。

著者さんと担当さんの間に信頼があり、雰囲気が良いからだと思います。

中央公論新社杉山 節夫さん

2004年の正月明け、ぼーっとした頭でパソコンを立ち上げメールをチェックすると、見覚えのない「企画のたまご屋さん」の第1回配信が届いている。「なんで僕のところに来ているんだろう」と首をかしげただけでスルー。 翌日配信されたのが早坂隆さんの「世界の紛争地ジョーク集」(配信タイトルは違っていたかもしれない)。著者名がひっかかったので、しばらく考えているうちに『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』の著者であることを思い出した。一読し、何か原稿を頼みたいと思ったけれど、新人作家の硬派のルポなんて企画が通るわけがないし、どうしたものかと思いあぐねていたのでした。 「これなら行ける」とオファーを出したところトントン拍子で話は進み、新書ラクレとしてなんと3月刊行の運びとなったのでした。これがきっかけとなって早坂さんのジョーク集はラクレのドル箱となり、累計100万部を突破しています。それだけではなく硬派のルポも刊行できました。 本が売れなくて企画が難しいと言われる時代ですが、「硬派のルポライターにジョーク集を書いてもらう」といった柔軟な発想があれば、売れる本は作れる、ということを「企画のたまご屋さん」には教えてもらった、と感じています。 これからもお世話になります!

東京堂出版名和 成人さん

企画のたまご屋さんを見つけたのが、どのような経緯だったかが思い出せないのですが、過去のメールを遡って見たところ、毎日配信されてくるメールの最初の受信日が2007年2月23日でした。登録をさせてもらってから、すでに6年が経ったことになります。 しかし、企画のたまご屋さんの初配信が2004年1月ということですので、弊社とのお付き合いはまだ“ひよこ”程度なのかと思います。 この6年間で、企画のたまご屋さんからの配信による企画で、下記5冊の新刊を手伝っていただきました。

  • 『東京の散歩道』2008年8月
  • 『Q&Aそれ、労働法違反です!』2008年11月
  • 『車窓で楽しむローカルグルメ事典』2011年4月
  • 『錯覚のスポーツ身体学 2011年5月』
  • 『赤とんぼはなぜ竿の先にとまるのか』
この5冊だけにとどまらず、その著者さんとの繋がりで第2弾、第3弾と新刊企画も生まれ、企画のたまご屋さんのスタッフさんとの繋がりでの新刊企画も生まれ、さらには、代表理事ご自身の著書もお手伝いさせていただくほか、編集のお手伝いもしていただいたりしております。配信企画以外では、9冊の新刊が生まれています。 配信企画より多い点数じゃないか!というツッコミはしないでくださいね。
また、仕事以外でのお付き合いも(主に酒席ですが)楽しくさせていただいております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたしますとともに、さらなる発展をお祈りいたします。

雷鳥社柳谷 行宏さん

企画のたまご屋さんから送られてくる出版企画書を読むのは毎朝の楽しい習慣になっています。 この企画書が、企画書の手本といえるぐらい、よくできています。
月に1度行われる弊社の編集会議では滅多にお目にかかることができないくらい高いレベルです。 だから、読むだけでも充分楽しいのだけれど、ついつい「この企画興味あります」とか返信メールを送ってしまうことになります。 このあと売れる本をつくれるか、つくれないかは編集者の腕の見せどころ。出版稼業の醍醐味といっていいでしょう。 ひとつ心配なことは、あんまり出来のいい企画書ばっかり送られてくると弊社の編集者の企画立案能力の低下するのではないかということ。 そこで、企画のたまご屋さんのプロデューサーの、みなさんにお願いです。
優秀な編集者育成のために、たまには手を抜くというのもひとつの見識だと思ってください。