2017 年 06 月 30 日

【メンバー】編集者、出版プロデューサー、物書きをボーダーレスにやっていきたい

人物:

澤田 明彦 さん

今年度、NPO企画のたまご屋さんに参画した澤田さん。出版プロデューサーとしての活躍はこれからという彼を直撃です。

――― 出版社で勤務をしていたときのお話を聞かせてください。。

20~30代のころです。作家に原稿を依頼したり、一緒に取材に行ったり、ゴルフに行ったり……よく怒られもしました。しかし得たものは大きいです。がむしゃらな時期を仕事に費やしたわけですから。

出版人としての基盤はもちろん、いろいろな分野で一流の方々との交流により、世界も広がりました。

――― NPO企画のたまご屋さんに参画した理由は

商業出版といっても、その規模はさまざまです。

これからは、もっと読者に近い場所、さらには「本を出したい」という思いが集まる場所で、本作りに関わりたいと思いました。出版社にいたころとは違う角度から、出版の世界を見たかったんです。

企画のたまご屋さんは「出版の職能集団」だと思います。私のような編集者のキャリアだけでなく、いろいろな経歴の人が集まっていますよね。

しかも、会社組織とは違って、横一列に並んでいる点が面白いと思います。

――― 参画してみていかがですか? またこれからの出版業界についてのご意見をお願いします。

ほかのメンバーの話を聞くと、自分は会社に属して、いわば守られていたので、出版をビジネスとして捉える視点が希薄だったなあと思います。しかし、出版業界に危機感と希望を同時に抱いていることは、どのメンバーも共通のように思います。

出版業界は、文化的な側面を担うという驕りのせいか、よくも悪くも牧歌的です。ただ情報を得る役割は、スマホに任せればいい。これからは、リアルに本と出会い対話する空間のような場が、求められていくと考えています。

――― これからの目標をどうぞ!

編集者、出版プロデューサー、物書き。この3つをボーダーレスにやっていきたいですね。これまでを振り返ってみると、インプットばかりで……。人生半ばの年齢になってアウトプットを欲しているようです。

いろいろとチャレンジできるスタンドアローンな状態を楽しみながら、頭を活性化させていきたいです。そして、すごくシンプルな欲求であり、どんな分野の人も、どんな年齢の人も、叶えられる「自分の本を出版したい」という夢を強く思い描いている人のお手伝いをしていきたいです。

プロフィール

澤田 明彦 (さわだ あきひこ)

大手出版社に16年ほど勤務。漫画や小説雑誌、文芸書などの編集に携わり、出版人としての基盤を形成。「これまでとは別の角度から、もう一度、出版の世界を見たかった」との理由から、2017年にNPO企画のたまご屋さんに参画。